朱不二 2017年4月1日(土) 15時(shí)0分
2003年に留學(xué)生として來日して以來、好奇心をたたえた目線で日本の四季や風(fēng)物、暮らしの風(fēng)景を見つめ続ける朱不二さん。その驚きや喜びを伝えたいと08年にカメラを握り、09年からはウェブを通じてその作品を発表している。
2003年に留學(xué)生として來日して以來、主婦として日本に根を下ろした現(xiàn)在も変わらず日本の文化に魅了され、好奇心をたたえた目線で日本の四季や風(fēng)物、暮らしの風(fēng)景を見つめ続ける朱不二(ジューブーアル)さん。その驚きや喜びを伝えたいと08年にカメラを握り、09年からはウェブを通じてその作品を発表している。てらいのない素直な視點(diǎn)が伝える日本は、そのありのまま、等身大の姿を中國に伝え、それが新鮮なリアリティーとなっている。
塵ひとつないかのように透明で、ニュートラルで、それでいて日本への愛情と生活への愛著をたっぷり秘めた作者の観察眼がよく伝わってくる寫真だ。例えば、パート先で従業(yè)員用お手洗いを使用した際、窓から覗いた野の花に目が留まり、思わずシャッターを切る。忙しい時(shí)間の隙間を縫って、心に文字通りの花が咲く。さりげない日常風(fēng)景に感動(dòng)を見出す異邦人の目線と、季節(jié)をめでる日本人の感性をも併せ持った朱さんの作品。日本人が見ても、特別な発見に満ちたものばかりだ。
「春」を主題とした作品をまとめて紹介してもらった。新しい生命の芽吹きと春の到來を喜ぶ気持ちが溢れてはいるが、なぜかとても靜謐な寫真たち?!复籂€漫」という言葉から連想される華やかさ、豊かさ、ふくよかさ、はつらつとした気分はなく、しみじみとした味わい深い喜びにゆっくり満たされるかのようだ。それはそのまま、作者自身が抱いている、いつでも靜かで穏やかな“日本の美”のイメージだそうだ。(文/山上仁奈)
●朱不二(ジューブーアル)
中國出身。本名は朱迎春(ジュー?インチュン)。2003年に留學(xué)生として來日し、比較文化學(xué)を?qū)煿?。名古屋大學(xué)卒業(yè)、文學(xué)修士。主婦として日本に殘り、2008年に撮影を開始。自然や日本の美に魅了され、趣味の旅行や普段の生活の中で、日本の四季や美しい景色を撮り続けている。寫真を通して日本の文化や生活、環(huán)境保護(hù)などを中國に紹介、BBSサイトで発表した作品「行撮日本」は大きな反響を呼んだ。代表作に「桜」「盛夏の記憶」「秋の戀」「暖かな冬の日」など。
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