中國(guó)出身の盧新平（ルー?シンピン）が、「変わりゆく中國(guó)式夏休み」と題する作品を発表した。

「中國(guó)式夏休み」とは、長(zhǎng)い休みに入った子どもたちが塾や習(xí)い事に通いつつ宿題をし、家でテレビを見(jiàn)たりゲームをしたりして過(guò)ごす夏休みを指す。親たちは「將來(lái)の成功のためにこの時(shí)期の猛勉強(qiáng)は絶対」と考えているようだ。毎年、中國(guó)では夏休みが教育業(yè)界の「黃金期」となってきた。

ただ、こうした狀況にも変化が生じている。夏休みを利用して家族旅行に出掛ける家庭が増えてきたのだ。中國(guó)旅遊研究院が発表した「避暑旅行ビッグデータ報(bào)告」によると、この夏は避暑旅行に対する関心、1人當(dāng)たりの予算も上昇。7、8月に國(guó)內(nèi)で避暑旅行に出掛ける人は延べ5億人前後に達(dá)する見(jiàn)込みだ。その目的地は海や山、草原や湖などのほか、都市周辺の農(nóng)村部も含まれている。

この作品に登場(chǎng)するのは、家族と一緒に浙江省西部の山間部に出掛けた北京の小學(xué)生2人だ。親たちは「ずっと大都市で暮らしてきた子どもたちに農(nóng)村生活とはどういうものかを知ってもらいたい」と考えたという。1人の子の母親は「旅行は子どもの教育にとって最高の場(chǎng)。世界がどれだけ大きいかを知って初めて、寛容で思いやりのある人間になれる」と話している。（翻訳?編集/野谷）

●盧新平（ルー?シンピン）

1974年生まれ。南京大學(xué)卒業(yè)。航空気象予報(bào)員として関連する職業(yè)トレーニングに攜わる。趣味は旅行、登山、撮影など。