<寫真特集>日本で送るコロナ禍の中での生活、散歩で見つけたのは…

馮學(xué)敏   2020年11月8日(日) 13時50分

7日、日本を拠點に活動する馮學(xué)敏が新たな作品とともに、「これまで気に留めなかった被寫體に目が向いた」という文章を寄せた。

2020年11月7日、日本を拠點に活動する馮學(xué)敏(フォン?シュエミン)が新たな作品とともに、「これまで気に留めなかった被寫體に目が向いた」という次のような文章を寄せた。

突然やって來た感染癥は人々の生活を変えた。私もやむを得ずすべての撮影活動を中止し、家でゆったりとした生活を送っている?!附】稻S持のために」と家族に勧められた散歩では、「よく見てみると素晴らしい被寫體だった」という風(fēng)景を見つけることができた。以前はこれらを気に留める時間がなく、そうしたことがあるとも思っていなかった?!弗偿恁实湦沃肖扦庥幸饬xに過ごせる」と考えた私は作品をネットに上げ、撮影愛好家の反響を得ることもできている。コロナが流行していても前向きなエネルギーを加えることはできるのだと感じた。

そして散歩中に観察したことと言えば、和風(fēng)、洋風(fēng)を問わずどの家も「きれいにしている」ということだ。朝、人々は家の周りを掃除し、人に出會うと丁寧にあいさつする。庭にはさまざまな植物が植えられ、住宅街の緑化につながっている。

一方、公園では毎朝、中高年のグループが音楽を流さずに太極拳の練習(xí)を黙々としている。日本人は騒音問題や他人がどう感じるかにとても注意を払う。公共の場で大聲を出すこともない。

ある雨の日、私は小さな川にかかる橋に立って撮影の角度を考えていた。傘を差してしばらくそうしていたために、遠くにいた公園の管理人から聲を掛けられた??证椁?、「コロナで苦境に陥り、自殺してしまうのではないか」と思われたのだろう。私はすぐに手を挙げて合図を送り、そこを離れた。その時とっさに悟ったのは「善良な人はやはり多い」ということだ。それと同時に、「感染癥が人々にもたらした困惑はあまりにも多い」ということを?qū)g感した。(翻訳?編集/野谷

●馮學(xué)敏(フォン?シュエミン)

1953年、中國上海生まれ。中國撮影家協(xié)會、日本寫真家協(xié)會の會員で、上海畫報の寫真記者、上海師範大學(xué)客員教授、世界華人撮影聯(lián)盟副主席などを務(wù)めた経歴を持つ。日本では1999年に第36回太陽賞を受賞。2000年には中國文化部から「世界華人傑出蕓術(shù)家」の栄譽稱號を授與された。作品は中國の美術(shù)館だけでなく、中國駐日本大使館、ニューヨークの國連本部にも収蔵されている。

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