呂厳 2021年4月25日(日) 9時0分
上海モーターショー2021では19、20日の両日、自動車メーカーと出展企業(yè)による計138回のプレスカンファレンスが行われた。今回のショーの二つの大きなトレンドは、電気自動車と中國の新勢力メーカーだ。
上海モーターショー2021では19、20日の両日、自動車メーカーと出展企業(yè)による計138回のプレスカンファレンスが行われた。今回のショーの二つの大きなトレンドは、電気自動車(EV)と中國の新勢力メーカーだ。
中國自動車工業(yè)協(xié)會(CAAM)によると、2020年の中國の新エネルギー車の販売臺數(shù)は前年比10.9%増の136萬7000臺。中國は新エネルギー車の世界最大の消費者市場となるとともに、多くの自動車ブランドが出現(xiàn)している。
小鵬(Xpeng)、理想汽車(Li Auto)、蔚來(NIO)、零跑(Leapmotor)などすでに馴染みの新勢力に加えて、領(lǐng)克(Lynk&Co)、智己(Zhiji)、嵐図(VOYAH)、歐拉(ORA)、R汽車なども登場。価格帯は20萬元(約330萬円)以下が主流で、モデル名やエクステリアデザインも美しく目を引く。
最大の注目は、通信機器大手、華為技術(shù)(ファーウェイ)の「Inside」戦略だ。EVメーカー北京新能源汽車傘下のハイエンドブランドARCFOX(極狐)は、ファーウェイのHarmonyOS(鴻蒙OS)を初めて搭載した量産車「αS」ファーウェイHIバージョンを発表した。スマートフォンとスマートコックピット間の関連操作を?qū)g現(xiàn)。車側(cè)とクラウド側(cè)の両方で音聲認識を提供し、ネットに未接続の狀態(tài)でも車側(cè)の音聲認識によって車両を制御できる。10分間の充電で航続197キロが可能で、15分間で50%まで充電。伝送効率が92%のワイヤレス充電もサポートする。
ファーウェイ初となる自動車の登場は、國內(nèi)市場および伝統(tǒng)的な大手自動車メーカーにとっては「カンフル剤」となるが、新勢力メーカーにとって圧力は小さくない。(編集/柳川)
●呂厳(リュー?イエン)
4人家族の長男として文化大革命終了直前の中國江蘇省に生まれる。大學卒業(yè)まで日本と全く縁のない生活を過ごす。23歳の時に急な事情で來日し、日本の大學院を出たあと、そのまま日本企業(yè)に就職。メインはコンサルティング業(yè)だが、さまざまな業(yè)者の中國事業(yè)展開のコーディネートも行っている。
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