中國(guó)上海市にある余慶路という名の通りを、上海で長(zhǎng)年仕事をしてきた馬聡（マー?ツォン）が紹介する。

余慶路は上海に64本ある、永遠(yuǎn)に広がらない通りの一つだ。全長(zhǎng)は768メートル。北は淮海中路、南は衡山路と接する。この小さな通りは1920年代初めにフランス租界公董局によって整備され、當(dāng)時(shí)はかつての駐上海フランス領(lǐng)事の名から命名されたが、1943年に汪精衛(wèi)政権が上海フランス租界を接取した後に余慶路と改名された。

余慶路はいかなる路線バスの邪魔も受けない。ほとんどの時(shí)間、人通りは少なく、靜かな通りの両側(cè)に並ぶプラタナスとさまざまな風(fēng)情の古い建物が互いに引き立て合っている。ここは上海獨(dú)特の趣に満ちた場(chǎng)所だ。余慶路はあまり商業(yè)開発されておらず、店が少ない。これもここが靜かな理由の一つで、午後の光が道端の壁を照らす光景は特に美しい。感染癥が収まり上海に來る機(jī)會(huì)があれば、午後にこの通りを訪れてみてはどうだろうか。歩いたり立ち止まったりして周りの風(fēng)景を眺め、過去の歴史を味わい、歳月の移ろいをしみじみと感じてみることをお?jiǎng)幛幛工?。（翻訳?編集/野谷）

●馬聡（マー?ツォン）

1997年、中國(guó)?南京大學(xué)を卒業(yè)。上海で弁護(hù)士として活躍中。