日本僑報社 2015年9月17日(木) 8時2分
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上海師範(fàn)大學(xué)天華學(xué)院の李霊さんは、日本に訪れた際に印象深かった日本人の細やかさについて、作文につづっている。寫真は日本のホテル。
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日本を訪れる中國人観光客が増加するにつれ、中國で聞いた「日本」とは大きく違う印象を抱いたという體験談もたびたびブログに掲載される。上海師範(fàn)大學(xué)天華學(xué)院の李霊さんは、日本に訪れた際に印象深かった日本人の細やかさについて、次のように作文につづっている。
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夏休み、私は両親と一緒に日本を旅行した。私が一番印象に殘ったのは日本人の仕事に対する真面目な態(tài)度と細かい心遣いだ。もちろん彼らのすべてが自分の仕事を好きなわけではないだろう。しかし、彼らは働く時はとても真面目で責(zé)任感も強い。そして至る所で仕事への繊細さを目の當(dāng)たりにすることができた。それは、中國人の私にはとても感動的だった。
日本へ行く前にはこの目で日本人の真面目さを見たことがなかった。日本滯在中、私たちが駐車場に駐車する時、そこで働く中年の男性は車の前まで走ってきて案內(nèi)してくれた。その日は本當(dāng)に暑くて、彼は額の汗をぬぐいながら私たちの車に指示した。炎天下、彼は少しも不満を示さなかった。まるで「これは私の仕事だ。これくらいのことは當(dāng)然だ」と言っているようだった。
また、私たちは京都の清水寺を観光する時に道がわからなくなった。スタッフの彼女は詳しく説明してくれたが、私たちは依然としてわからなかった。すると、彼女は微笑んで自ら私たちを案內(nèi)してくれた。彼女は少しも面倒くさがる態(tài)度を示さなかった。
そして買い物をする時、店員はずっと私たちの後ろをついて回ることがない。私たちに商品の説明が必要な時にだけ彼らは必ずそばに來て丁寧に説明をしてくれる。最後に何も買わないで店から出る時でも、彼らは微笑んで「また、どうぞお越しください」と言ってくれた。このような日本人の仕事の態(tài)度に私は感心し、感動するばかりだった。
どうして感動するのか。このような日本人の行動は、私たち中國人にはかなり難しいからである。これまで私は中國でも、同じような場面に遭遇したが、日本とは正反対の場面をよく見た。だが、別に不満を持ったことはない。私たちの日常は大體そのようなものだからだ。しかし日本ではまったく違った。私たちには少し難しいかもしれないが、彼らから學(xué)ぶべきだと思う。
また、日本人の繊細さは生活の隅々で見ることができた。その小さな心遣いは私の心を溫めてくれた。稅関の書類を記入する所に、3つの「老眼鏡」が置いてある。そして「強度」「中度」「弱度」と明示されている。老人には本當(dāng)に便利なものである。細かい心遣いである。日本のあるホテルでは、ツインルームの洗面臺には2種類の歯ブラシが置いてあった。1つは色が濃く、もう1つは色が薄い。こうすれば、相手の歯ブラシを間違えて取ることもないだろう。とても小さなところまで細かい配慮が感じられる。
さらに大阪城で豊臣秀吉などの歴史上の人物たちと戦國時代の戦いを紹介する所は文字だけでなく、映像資料や絵や寫真もある。中には、生き生きとした人形も並んでいる。本當(dāng)に使用する人、見る人の立場と視點に立って最善を盡くそうとしているのがわかる。日本人の細かさに感嘆せずにはいられない。これらは全て小さいことにもかかわらず、感動的だ。私たちが思い至らないことを日本人は細かく考え、生活はもっと便利になった。このような細かさに私は感動させられた。(編集/北田)
※本文は、第九回中國人の日本語作文コンクール受賞作品集「中國人の心を動かした『日本力』日本人も知らない感動エピソード」(段躍中編、日本僑報社、2013年)より、李霊さん(上海師範(fàn)大學(xué)天華學(xué)院)の作品「日本人の細かい心遣い」を編集したものです。文中の表現(xiàn)は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報社の許可を得て掲載しています。
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