<臺灣発ニッポン再発見>中國人客激減で閑古鳥の臺灣旅行業(yè)界、起死回生のヒントは日本のあの番組に!

Record China    2016年7月25日(月) 17時0分

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16日、臺灣では現(xiàn)在、日本のある旅番組が人気だ。多くの視聴者が日本旅行への食指をおおいに掻き立てられ、高視聴率をマークしている。寫真は臺灣の阿里山。

2016年7月16日、臺灣では現(xiàn)在、日本のある旅番組が人気だ。多くの視聴者が日本旅行への食指をおおいに掻き立てられ、高視聴率をマークしている。臺灣紙?中國時報(電子版)が伝えた。

來日客に突撃インタビューを展開し、時にはその旅先まで密著取材を行う旅バラエティー番組「YOUは何しに日本へ?」。世界各地からそれぞれの目的をもって日本へやってきた外國人たちが、予備知識もそこそこに日本の隅々を見て回るというものだ。無作為に選んだ一般人の素のままの旅路を追うというこの演出手法が、ライブ感たっぷりに日本の魅力をあぶりだしている。

ところで臺灣の観光業(yè)界はこのところ、にわかに氷河期に突入しようとしている。理由は明白。この數(shù)年來、頼みの綱となってきた中國人観光客が激減したのだ。業(yè)界のテコ入れには、この人気番組が大いに參考になり得るだろう。

世界遺産はひとつもない臺灣だが、美しい山海や人情味あふれる村々の風景など、日本にも負けない観光資源は津々浦々に眠っている。例えば、どこかの田舎のおばあちゃんが手作りで商うアズキのかき氷。一口ごとに心がほっこりする素樸な味わい?!竃OUは何しに日本へ?」が取り上げるような、こうした何気ないものを抽出するだけで、十分な魅力が伝わるはずなのだ。これまで臺灣観光といえば、阿里山のご來光、日月潭の遊覧船、夜の屋臺街…と相場が決まっていたが、そんなお決まりのコースでは臺灣の魅力など知り盡くせない。

また、「YOUは何しに日本へ?」を見ればわかる通り、外國人の著眼點は意表を突くものだ。日本を訪れた臺灣人がこぞって「ブラックサンダー(30円あまりのチョコレート菓子)」を買い求めたり、中國人観光客が日本製の炊飯器やウォシュレット、ランドセルまでも爆買いしたりするとは、日本人は思いもつかなかったはずだ。こうした新鮮な視點は観光業(yè)再興の起爆剤となりうる。

この數(shù)年、中國人観光客ばかりに依存し、そして飽きられてしまった臺灣。しかし、観光産業(yè)は経済的利益を生むだけでなく、文化の発展にも寄與するうえ、環(huán)境汚染とも無縁の産業(yè)だ。この危機をバネとして中國依存を脫卻し、各國の人が足を運ぶ魅力づくりに成功し、近い將來に「新しい臺灣」を見たいものだ。(翻訳?編集/愛玉)

■愛玉プロフィール

中國語翻訳者、ライター。 重慶大學漢語進修課程で中國語を?qū)Wぶ。その後、上海で日本人向けフリーペーパーの編集、美容業(yè)界誌の中國語版立ち上げなどに攜わる。中國在住経験は4年。レコードチャイナの編集員を経て現(xiàn)在、北海道へ子連れIターン移住。フリーで中國ニュースの翻訳や中國関連の執(zhí)筆などを行う。得意分野は中國グルメ、中華蕓能。

連絡(luò)先:writeraitama@gmail.com

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