<臺灣発ニッポン再発見>美しい日本の景観、その「理由」に臺灣人はいつ気づくのだろうか?

Record China    2016年8月12日(金) 13時(shí)10分

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8日、多くの臺灣人が認(rèn)識しているであろう、日本と臺灣の格差。そのひとつに都市景観がある。日本はさすが超先進(jìn)國、整然として美しい。臺灣のそれとは比べ物にならない。しかし、この世のあらゆるものは最初から完璧だったわけではない。寫真は京都。

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2016年8月8日、多くの臺灣人が認(rèn)識しているであろう、日本と臺灣の格差。そのひとつに都市景観がある。日本はさすが超先進(jìn)國、整然として美しい。臺灣のそれとは比べ物にならない。しかし、この世のあらゆるものは最初から完璧だったわけではない。以下は臺灣のネットに掲載された記事。

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確固とした開発計(jì)畫のもとに発展し、調(diào)和のとれた街並みを誇る日本だが、これは近年の比較的新しい政策によって実現(xiàn)したということをご存知だろうか?1950?60年代の日本の都市部は現(xiàn)代の臺北とそれほど変わらない、雑然とした姿だった。戦後復(fù)興期から高度経済成長期。日本は伝統(tǒng)をバッサリと切り捨てて高層ビルを亂立させた。環(huán)境や美観を度外視したその亂開発は、街並みから緑を奪うかわりに、電線や看板、大量の放置自転車で溢れさせた。

2003年になって、國土交通省は「美しい國づくり政策大綱」を打ち出した。日本政府はここで、戦後の國土形成が経済や効率?機(jī)能性を過度に重視したがために、美しさや個(gè)性を失ったことを認(rèn)めた。さらに、美観を失ったことの負(fù)の影響として、一部の國民が公共の場で平然とごみを捨てるようになるなど、モラル低下を招いたとしている。

誤解してしまいがちだが、現(xiàn)代の日本に経済的余裕が生まれたから、ようやく景観改善に気を回すことができるようになったわけではない。むしろその逆で、さらなる経済発展を目指すからこそ、予算を割いて都市景観の整備に著手したのである。

そのゴールは大きく分けて2つ。ひとつは國際競爭力をつけること。もうひとつは観光推進(jìn)だ。世界に影響力を持つ國家ブランドを打ち立てるには、その國の景観も大きく左右する。たとえば、何の予備知識もないままある國を訪れたとしたら、トータルの印象を決めるのは“見た目”ではないだろうか?快適で、先進(jìn)的で、品格があり、主張のある日本の都市空間。メイド?イン?ジャパンの商品は世界的に信頼されているが、それは商品そのものの品質(zhì)や技術(shù)力だけでなく、その背後にある國家イメージが優(yōu)れているからなのである。

景観に特に配慮する京都では、商用看板やのぼりにまで厳しい規(guī)制を敷いているという。設(shè)置位置や面積、使用する色の明度や彩度に至るまで。超大手のコンビニやファストフード、ファストファッションの店舗であっても、京都市內(nèi)ではコーポレートカラーに変更を加えて展開している。

現(xiàn)代人がより重要視するのは、數(shù)字の上での経済発展ではなく、生活の質(zhì)や精神的なものだろう。美しい景観に囲まれて暮らす人々には心の余裕が生まれ、地域への誇りや愛著が生まれる。さて、われわれ臺灣人はこのことにいつになったら気がつき、行動(dòng)をはじめるだろうか?「自分さえよければ」の精神を捨て去るのか?それとも、「これが臺灣人の本質(zhì)」と開き直るのか?日本に20年後れをとった現(xiàn)狀を維持し続けるのも、臺灣人の意志の強(qiáng)さだとでもうそぶくのか?(翻訳?編集/愛玉)

■愛玉プロフィール

中國語翻訳者、ライター。 重慶大學(xué)漢語進(jìn)修課程で中國語を?qū)Wぶ。その後、上海で日本人向けフリーペーパーの編集、美容業(yè)界誌の中國語版立ち上げなどに攜わる。中國在住経験は4年。レコードチャイナの編集員を経て現(xiàn)在、北海道へ子連れIターン移住。フリーで中國ニュースの翻訳や中國関連の執(zhí)筆などを行う。得意分野は中國グルメ、中華蕓能。

連絡(luò)先:writeraitama@gmail.com

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