2017年1月5日、韓國の樸槿恵（パク?クネ）大統(tǒng)領(lǐng)に対する弾劾審判の2回目の弁論が韓國憲法裁判所で開かれた。この中で樸大統(tǒng)領(lǐng)側(cè)の弁護(hù)士が樸氏を「十字架を背負(fù)ったキリスト」に例えたことが物議を醸している。

樸大統(tǒng)領(lǐng)側(cè)の代理人団は弁論の冒頭、「弾劾訴追の事由は証拠もなく法理的に成立しない」として弾劾訴追の棄卻を求めた。代理人を務(wù)めるソ?ソック弁護(hù)士は、弾劾訴追案が國會の多數(shù)決により可決されたことに觸れ、「國會は多數(shù)決で可決したと強(qiáng)調(diào)しているが、ソクラテスは（大衆(zhòng)により）死刑になり、イエス（キリスト）も群衆(zhòng)裁判により十字架を背負(fù)った」と発言、多數(shù)決により世論が左右される「民主主義は危険だ」と主張した。また、市民らが多數(shù)參加したろうそくデモについては「北朝鮮の指令」に従ったものであり「民心ではない」とした。

こうしたソ弁護(hù)士の発言に裁判官は「（ソ弁護(hù)士の）発言を聞くに、刑事裁判と混同しているようだ」と指摘、「弁論の爭點(diǎn)がぶれないよう、弾劾審判に集中できるよう協(xié)力してほしい」と述べた。また、ソ弁護(hù)士の発言をメディアは「樸槿恵をイエスに例えた」などの見出しで伝え、「常識外れの発言に騒動が巻き起こっている」と説明した。

韓國のネットユーザーはソ弁護(hù)士の発言に「あきれた」「おかしくなったの？」「こんな人が弁護(hù)士なのか」「恐れ多くもイエス様を侮辱するとは」「樸槿恵をイエスに例えるなら、僕は神様だ」「キリストが祈禱師を呼んで儀式なんかするかよ？」「これは笑える。じゃあキリストみたいに3日目に復(fù)活するのか？」などの反応を寄せている。

また、「多數(shù)決は確かに危険。その多數(shù)決で樸槿恵を選んじゃったからね」「弾劾を國民投票で決めたら認(rèn)める？」「多數(shù)決じゃなければ獨(dú)裁にしようっていうこと？」といったコメントも見られた。（翻訳?編集/吉金）