同世代で婚活中の男友達（日本人）が、「前の彼女がすごく美人の中國人で。あれがきっかけでハードルが上がっちゃったんだよね」と、元カノの寫真を見せてくれた。

顎が細すぎる。目が大きすぎる。鼻筋が通り過ぎている。

「これ、整形してますよ。何で中國人って、一目で分かる整形するのですかね」と言うと、「彼女の友達もみんな似たような顔で、美人だよ」と、複數(shù)の女性が映った寫真を取り出した。

「だから、みんな整形してるんですって。三人そろって顎の形が同じでしょ」

確かに今の若い世代は、日本人でも「食べ物かめるの？」というくらい顎が細い小顔の女性が多い。しかし、一世代前の中國人女性（つまり私と同世代）たちを見ると、子の世代で急激に顔が細くなるとは思えない。

実は私の大學の教え子にもいた。冬休みが終わり、教室に行くと、バービー人形のような女性が座っていた。後から確認すると、前學期から欠席中の女子學生だった。彼女はその學期もあまり授業(yè)に出なかったが、見るたびに顔が変化していった。

日本人にとって美容整形は「コンプレックスを解消する」「欠點を修正する」手段だが、中國人女性のそれはもっとダイナミックで、全面改造に近い。皆の理想とする顔が同じなのか、美容整形外科醫(yī)が応用力に乏しいのか、仕上がり後の顔は似たり寄ったりだ。