中國と豪州の研究機関は3日、米國科學(xué)アカデミー紀(jì)要（最新號）で、チベット族が高原環(huán)境に適応する多くの遺伝子の秘密を解明したと報告した。新華社が伝えた。

チベット高原の平均標(biāo)高は4000メートル以上で、大気中の酸素濃度は平原の6割ほど。紫外線の強度も平原を上回り、「生命に危険を及ぼすエリア」と呼ばれている。チベット族がこうした高原の環(huán)境に適応している原因を研究するため、中國溫州醫(yī)科大學(xué)の瞿佳氏、呂帆氏、金子兵氏は、豪クイーンズランド大學(xué)の楊剣氏らと協(xié)力し、チベット高原のチベット族を?qū)澫螭恕⑹飞献畲笠?guī)模の遺伝學(xué)研究を行った。

研究者がチベット族3000人以上、平原の漢民族2000人以上の遺伝子を比較したところ、MTHFR、RAP1A、NEK7、ADH7、FGF10、HLA?DQB1、HCAR2という7つの遺伝子が、チベット族の高原環(huán)境適応で効果を発揮していることが分かった。研究者によると、新たに発見されたこれらの遺伝子は、高原適応の遺伝的メカニズムを理解する上で、重要な意義を持つと表明している。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/YF）