PPP（官民連攜）は一種の融資方式であると同時(shí)に、一種のプロジェクト整備方式でもあることから、PPPモデルの推進(jìn)は、スマート水ビジネス産業(yè)に大きな影響を與える。2017年1月現(xiàn)在、財(cái)務(wù)部で承認(rèn)されているPPPプロジェクト件數(shù)は1萬828件。このうち環(huán)境保護(hù)プロジェクトは2334件で、全體プロジェクトの21．55％を占める。環(huán)境保護(hù)プロジェクトの中で、水プロジェクト（汚水処理、水利、給排水、水環(huán)境総合整備、スポンジシティー、地下総合管路等を含む）は80％を超えている。PPPと資産証券化は、全ての「社會(huì)資本」を動(dòng)員することを意味する。PPPは政府のプロジェクト保証があり「安全」なプロジェクトと見做されている。

ここで中國の水ビジネス（上下水道）業(yè)界の特徴を説明したい。特徴1）収益モデルが成熟している、特徴2）相対的に他業(yè)界に比べ低リスク、特徴3）利益率は低いが持続安定したキャッシュフローを確保、特徴4）スマート水ビジネス市場(chǎng)拡大空間が大きいなどがある。したがって、水ビジネス業(yè)界の上記特徴は「PPP＋資産証券化」モデルに合致していると言える。2017年2月、初めて批準(zhǔn)された「PPP＋資産化」プロジェクトはすでに41件となっており、この中で汚水処理プロジェクトは21件で全體の51．22％を占めており、企業(yè)はスマート水ビジネスプロジェクトの「PPP＋資産証券化」モデルへの移行を強(qiáng)めている。

トレンド4：給水と汚水処理M＆A?再編が加速

これまで都市水運(yùn)営サービスは全て地方政府が提供と責(zé)任を負(fù)い、區(qū)域獨(dú)占運(yùn)営の特徴を有していた。世界貿(mào)易機(jī)関（WTO）加盟による市場(chǎng)化改革開放を経て、給水業(yè)界は外資や民間資本を誘導(dǎo)して以降、給水業(yè)界の事業(yè)社數(shù)は減少している。しかし給水業(yè)界の企業(yè)數(shù)は依然として多く、區(qū)域獨(dú)占運(yùn)営を維持しているのが現(xiàn)狀である。

現(xiàn)在中國には664の都市があり、基本的には各都市に地場(chǎng)水道會(huì)社がある。しかし各水道會(huì)社の給水能力は小さく、規(guī)模不足は産業(yè)発展のボトルネックとなっている。このように、水ビジネスで規(guī)模拡大化を計(jì)ろうとすれば、そのトレンドはまさにM＆Aしかないのである。政府側(cè)は、スマート水ビジネス運(yùn)営業(yè)界の大型規(guī)?；?qū)g現(xiàn)させるためにも國內(nèi)の水ビジネス企業(yè)の合併を歓迎?支援している。この裏には中國が進(jìn)める「一帯一路」に企業(yè)を參畫させ、海外進(jìn)出への糸口とする狙いもある。

重量級(jí)資産を持つ水ビジネス運(yùn)営グループはすでにスマート水ビジネス構(gòu)築のために投資を始めている。重量級(jí)水ビジネス運(yùn)営グループは合弁経営やM＆A等手段で積極的に水ビジネス市場(chǎng)のシェア拡大（國內(nèi)外）を狙っており、まさに地域を超えた経営の大型規(guī)?；瞬际虼颏盲皮い毪韦?。

■筆者プロフィール：內(nèi)藤康行

1950年生まれ。橫浜在住。中學(xué)生時(shí)代、図書館で「西遊記」を読後、中國に興味を持ち、臺(tái)灣で中國語を?qū)Wぶ。以來40年近く中國との関わりを持ち現(xiàn)在に至る。中國の環(huán)境全般とそれに関わるビジネスを?qū)熼Tとするコンサルタント、中國環(huán)境事情リサーチャーとして情報(bào)を発信している。

■筆者プロフィール：內(nèi)藤 康行

1950年生まれ。橫浜在住。中學(xué)生時(shí)代、図書館で「西遊記」を読後、中國に興味を持ち、臺(tái)灣で中國語を?qū)Wぶ。以來40年近く中國との関わりを持ち現(xiàn)在に至る。中國の環(huán)境全般と環(huán)境（水、大気、土壌）に関わるビジネスを?qū)熼Tとするコンサルタント、中國環(huán)境事情リサーチャーとして情報(bào)を発信している。著書に「中國水ビジネス市場(chǎng)における水ビジネスメジャーの現(xiàn)狀」（用水と廃水2016?9）、「中國水ビジネス産業(yè)の現(xiàn)狀と今後の方向性」（用水と廃水2016?3）、「中國の農(nóng)村汚染の現(xiàn)狀と対策」（CWR定期レポ）など。