秋澤 文芳 2017年5月25日(木) 22時20分
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発展が続く「深セン」にて労働者への「突撃」インタビューを試みた。寫真は深セン市。
ここで、今回のこの場を訪れた目的の1つでもある「突撃インタービュー」を試みた。
高い塀に囲まれた工場から次々と退勤する若い労働者の群れが途切れもなく続々と流れ出て來た。門のすぐ前には交差點があり信號もせわしく點滅していた。交差點のところには溢れんばかりの若い従業(yè)員たちが連なっていた。そこには若い労働者3人組が仕事から解放されたこともあってか賑やかに議論をしているようであったので、彼らにインタビューを試みた。
長い労働時間も終了し、すっかり疲れ切った表情かな、とも當初は思ったが彼らの顔の表情はみるからに明るい。悲壯感等は微塵(みじん)も感じられない。
「仕事の內(nèi)容は、給料は、どこの出身か、今後は何を目指すのか…」などなどの質(zhì)問を投げかけてみた。
1人の若者が答えると他の2人も次々と発言を続けた。徐々に話していくと、彼らは3人とも地元の出身であった。こちらが日本人だとわかると、急に英語で話しかけてきた。彼らは今後の仕事?業(yè)務と知識をさらに磨くために語學も身につけ、將來に備えているという。
仕事に関しては大変な自信と誇りを持って邁進(まいしん)しているようにも感じた。肝心な「給與と手當」の件であったが、まだ30歳前の彼らの水準は尋ねるまでもなく、周辺の掲示板には多くの「社員募集中」の張り紙が多數(shù)張られており、細かく給與水準や諸手當?shù)趣螖?shù)字が記されていた。北京などの大都市において大卒初任給が3500?5000元(約5萬6000?8萬円)とか、院生では1萬元(約16萬円)以上を基準に今現(xiàn)在もまだ必死になって就活を続けている。
若い労働者も常に將來を見據(jù)えて次々と転職を重ね、常にさらに「上」を狙っているのが現(xiàn)狀だ。この若者たちも常日頃から、業(yè)務知識を向上させ將來に備えているようにも見えた。
信號のある交差點の片隅で30分も引き留めてしまったが、彼らの意識の中には新しい情報の収集や、彼らから見て「海外」の人はどのように考えているのかを逆に聞き出したかったのかもしれない。
周囲はすっかり暗くなり、彼らとのインタビューの後も引き続きこの周辺を1時間半ほど散策してみた。周囲には高級マンションが続々建設(shè)されていて、1平米がなんと7萬元(約110萬円)だという。100平米の部屋であれば1億円以上の金額となり、庶民にとっては手の屆かない物件である。
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