中國政府?商務(wù)部（中國商務(wù)?。─?2日、砂糖の輸入に対して同日から追加関稅によるセーフガード措置の適用を始めた。関稅率は最大で95％になる。輸入企業(yè)にとって大きな打撃になると見られるが、國有企業(yè)には事実上の優(yōu)遇策があるため、それほど大きな影響は受けない可能性が高い。

中國の砂糖輸入は數(shù)年にわたり急増してきた。2009年には106萬トンだった輸入量は15年には485萬トンに達(dá)した。16年には306萬トンに落ち込んだが、17年に入ってからは前年同期比50％増に近い狀況が続いている。

砂糖（粗糖）が生産量でも輸入量でも最も多いのはブラジルだ。中國も砂糖輸入の約7割をブラジルに頼っている。その他の國ではキューバ、タイ、オーストラリア、韓國などから輸入している。また中國の砂糖輸入量は2015年時點(diǎn)では世界第1位だった。

中國の砂糖輸入の特徴のひとつが、政府が関稅優(yōu)遇の対象となる「割當(dāng)量（関稅配額）」を定めていることだ。これまで通常の関稅率は50％だったが、輸入業(yè)者が自社取り扱い分を「割當(dāng)量」と認(rèn)められれば稅率が15％と大幅に引き下げられる。2017年の「割當(dāng)量」は194萬5000トンだ。

砂糖輸入企業(yè)が関稅の優(yōu)遇を希望する場合、自社の輸入に対する「割當(dāng)量の配分」を申請する。商務(wù)部が16年12月に発表した17年分の申請企業(yè)の一覧を見ると、まず「國営貿(mào)易」の項(xiàng)目があり3社が申請している。「國営貿(mào)易」は國として輸入してから國內(nèi)企業(yè)に販売する方式なので、事実上は砂糖輸入についての業(yè)務(wù)受託の申請だ。

申請したのは中糧集団、中國糖業(yè)酒類集団、中國商業(yè)対貿(mào)易総公司の3社だ。中國企業(yè)の資本構(gòu)成は極めて複雑な場合が多いのだが、中糧集団は國有中央企業(yè)つまり中國中央政府が出資する國有企業(yè)だ（地方政府の出資會社も地方國有企業(yè)として扱われる）。中國糖業(yè)酒類集団は國有中央企業(yè)の中國華孚貿(mào)易集団の子會社だったが、中國華孚貿(mào)易集団は14年に中糧集団の100％子會社になった。つまり中國糖業(yè)酒類集団は國有企業(yè)の孫會社だ。

中國商業(yè)対貿(mào)易総公司は古くは國営企業(yè)だったが、現(xiàn)在は中商企業(yè)集団のグループ企業(yè)。そして中商企業(yè)集団は國有中央企業(yè)の中國誠通控股集団の完全子會社。つまり中國商業(yè)対貿(mào)易総公司も國有系の企業(yè)だ。