インドネシアは、今年初めてシンガポールを抜いて同國最大の観光市場になるとみられる中國人観光客をより一層獲得するため、10の「新しいバリ島」を建設(shè)したいと考えているという。中國メディアの參考消息網(wǎng)が21日、米ブルームバーグの報(bào)道として伝えた。

記事によると、世界第二の経済大國である中國から今年最初の8カ月間にインドネシアを訪れた観光客數(shù)は、前年同期比46％増の140萬人に上る。インドネシアのジョコ?ウィドド大統(tǒng)領(lǐng)は、観光産業(yè)を今後の成長の原動(dòng)力とするため、熱帯のビーチリゾートや火山、寺院などで有名な「神の島」バリ以外の観光地を開発したいと考えているという。

インドネシアのアリフ?ヤフヤ観光相は、ジャカルタでのインタビューで「世界中が中國市場に関心を寄せている。観光客の數(shù)を増やす最も簡単な方法は、中國をターゲットにすることだ」と述べている。

海外旅行に出かける中國人観光客は年間1億2000萬人とされ、インドネシアはその1％を占めている。アリフ?ヤフヤ観光相はその割合を倍増させたいとし「これは數(shù)十億ドルをもたらす金鉱だが、投資には數(shù)十億ドルも必要だ」と述べた。

ジョコ?ウィドド大統(tǒng)領(lǐng)は、1萬7000もの島々からなる広大なインドネシア列島を発展させるための包括的なビジョンの一環(huán)として、インフラ整備と観光業(yè)を?qū)恧畏睎绚沃匾省钢工趣工胗?jì)畫を策定している。新しい経済成長の源泉を見つけるという圧力を受けている現(xiàn)政権は、2019年までに年間外國人観光客數(shù)を現(xiàn)在の2倍の2000萬人に到達(dá)させると宣言した。今年1月から8月までにバリ島を訪れた観光客數(shù)は約400萬人で、これは同期間に同國を訪れた900萬人の観光客の半數(shù)近くを占めている。

ジョコ?ウィドド大統(tǒng)領(lǐng)は、西部スマトラから東部マルクまでのインフラ開発を含む10の「新しいバリ島」建設(shè)を計(jì)畫している。パーム油や石炭などに大きく依存しているインドネシア経済にとって、観光業(yè)は政府の外貨収入源を拡大するための方法だ。アリフ?ヤフヤ観光相は「観光業(yè)の景気への貢獻(xiàn)度は、昨年の4．5％から2019年には7．5％に上昇するだろう」とし「観光収入は同期間に60％以上増加して200億ドル（約2兆2700億円）に達(dá)し、雇用數(shù)は1180萬人から1300萬人に増加するだろう」と説明している。（提供/Bridge?編集/Akutagawa）