2009年5月6日、中國の衛(wèi)生部?農(nóng)業(yè)部?工業(yè)情報(bào)化部など6部門は、牛乳や粉ミルクなど乳製品のラベルや広告に「無抗〓（抗生物質(zhì)フリー）」と表示することを禁止すると発表した。6月30日以降も販売?製造を続けている場合は処罰の対象とするものだが、北京のスーパーなどでは既に店頭の商品を回収する動きも出ている。（〓は女へんに乃）

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公告で衛(wèi)生部などは、「中國の一部の乳製品メーカーが『抗生物質(zhì)フリー』の表示を使用することで消費(fèi)者に誤解を與えている」と指摘。実際には多くの乳牛で乳腺炎の治療のために抗生物質(zhì)が使われている。國は抗生物質(zhì)の使用後、一定の期間を経ない乳牛の乳を製品に使用することを禁止している。國の規(guī)定を守れば全ての乳製品が「抗生物質(zhì)フリー」となるはずだが、これをあえて表示し、製品の「品質(zhì)の高さ」を強(qiáng)調(diào)する行為は見逃せない、というのだ。同時(shí)に、抗生物質(zhì)使用後の禁止期間中に搾乳した原料乳を使用するなど、抗生物質(zhì)の殘留がある製品を製造?販売する企業(yè)に対する取り締まりも強(qiáng)化する。

実は「抗生物質(zhì)フリー」の問題は數(shù)年前から議論されていた。7日付北京晩報(bào)は、それでも今になって國が表示を禁じた背景について、「原料乳に抗生物質(zhì)の成分が殘留しているにもかかわらず、これを消すために添加物を入れる企業(yè)があり、それを止めさせるための対策だ」との業(yè)界関係者の見方を紹介した。衛(wèi)生部は3月、食品添加物の亂用と食品への非食品添加物の使用を厳しく取り締まることを発表。今回の禁止令は、これに合わせた措置だという。中國では2008年秋、粉ミルクなど乳製品に有害物質(zhì)のメラミンが混入されていた事件が大きく騒がれ、消費(fèi)者の乳製品に対する信頼感が崩れた。（翻訳?編集/ WT）