2009年9月12日、北京科技報によると、2007年の1年間に、中國國內(nèi)で美術(shù)品オークションに出品された官窯（時の支配者のために築かれた窯）の陶磁器は2萬點に及んだ。さらに06年から現(xiàn)在までに乾隆帝（1711?99年、清朝第6代皇帝）の玉璽（ぎょくじ）が100點もオークションに出品されたが、本物は3點しか作られていないという。

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北京大學(xué)資源學(xué)院院長で清華大學(xué)文化産業(yè)研究センター?客員研究員の李彥君（リー?イエンジュン）教授は、前述の數(shù)字を挙げて中國の骨董品市場の混亂ぶりを指摘している。李教授はさらに、「現(xiàn)在の民間の骨董品市場は『盜掘、密輸、偽造、闇取引』という4つの問題を抱えている」と説明。國內(nèi)にある古墳はほとんどが盜掘の被害に遭っており、1990年から2000年までの間に、わかっているだけでも20萬か所の古墳が盜掘されたという驚きの事実を明らかにした。

「盜掘された大量の文物は犯罪組織を通じて國外に持ち出されている。骨董品の密輸は改革開放後に急激に増えた」と嘆く李氏は、「密輸よりひどいのがニセモノの橫行」だと語った。オークションや骨董店で、本來法律で規(guī)制されている古い年代の物（1911年以前の物）が平然と高値で取引されている実情から、「日本の文化財保護協(xié)會のような権威ある組織が正確な鑑定を行う必要がある」と主張しているが、優(yōu)秀な鑑定士そのものが中國國內(nèi)に不足しているという。（翻訳?編集/本郷）