<日本人が見た中國>“ニオイ”感覚の違い―シャンプーは香水がわり?

Record China    2010年7月26日(月) 13時20分

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ある日、近所の商店で何気なく手に取った中國老舗メーカーのハンドクリームは、あまりに香りが強烈で、いくらも使わないうちに捨ててしまった。ニオイ感覚の違う日本人にとっては、中國の香りつき製品に不満があることが多いと思う。寫真は中國で売られているシャンプー。

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ある日、近所の商店で何気なく手に取った中國老舗メーカーのハンドクリーム。よく見れば「高級香料配合で、香りがとびません。さわやかなフレッシュフローラル系の香りがいつまでも続きます」と書いてあった?!敢惑wどれだけ匂うのか」と、買ってみたらこれが本當(dāng)によく匂う!トイレの芳香剤顔負(fù)けの強い匂いで、結(jié)局いくらも使わないうちに捨ててしまった。

その他の寫真

ハンドクリームだけでなく、シャンプーや石鹸、ボディソープ等のコスメ用品は、全般的に日本のものより香りがキツイと思う。たとえば、同じメーカーの同じタイプのクリームでも、日本で買うものと、中國で買うものでは、中國で買うもののほうが香りがキツイことがある。

また、中國では“さっきシャワーを浴びた人がいる”家を、簡単に判別することができることもある。家のどこかが開いていれば、そこから殘り香が周囲一帯に漂うので、一“鼻”瞭然だからだ。筆者の友人(中國人大學(xué)生?男性)が、こんな実験をしたことがある。スーパーで売られていたシャンプーの中で一番香りが強い製品を購入し、バスルームに置いてみたところ、毎日朝シャンするルームメイトがあっという間に使いきってしまったそうだ。彼らは、シャンプーがあまりによく香るので、香水がわりにしていたらしい。

ケア用品だけに限らず、香りつきのティッシュもまるで“こぼした香水を拭きとった後のティッシュ”のようで、思わず使うのを躊躇してしまう。もし壽司屋でこんなティッシュを使ったら板前さんに怒られるんじゃないか?と、壽司屋に行くアテも無いのに、內(nèi)心ヒヤヒヤしてしまうくらいだ。

そんなわけで、ニオイ感覚の違う日本人にとっては、中國の香りつき製品にイマイチ満足できないことが多いと思う。が、ここは「香水がわりにもなる。つまり自分は得しているのだ」と発想の転換をすれば案外快適に感じるようになるかもしれない……たぶんね。 (八木幸代/25歳/中國在住7年/自由業(yè))

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