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日本人がまとめた「中國遊園地大図鑑」が話題になっている。寫真は著者提供。
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移動時(shí)の苦労については、「広大な中國で取材中の大都市間の移動は基本的に高速鉄道を使うことが多かったのですが、さすがにチベット自治區(qū)から內(nèi)モンゴル自治區(qū)への移動は飛行機(jī)を利用することに。ただ、飛行機(jī)が前夜からの悪天候の影響で運(yùn)休。取材スケジュールが根底から臺無しになるピンチでしたが、現(xiàn)地ガイドさんや旅行會社スタッフの盡力もあり、別の便で事なきを得ました。『中國遊園地大図鑑』シリーズで紹介した物件は日本ではありえない事の連続でとても楽しめたのですが、非常に殘念だったのは、隨分前に撮影した物件を再訪してみると施設(shè)そのものが撤去されていたケースもあり、書籍での紹介そのものを斷念したことがあります」という。
3作目の「中國遊園地大図鑑 南部編」ではその名の通り、中國南部に足を運(yùn)び取材を行った関上氏。中でも印象深かった3カ所を紹介してくれた。
【広東省珠海市の珍珠楽園】
ほぼ全てのアトラクションが運(yùn)行を停止している半分以上廃墟のような遊園地でしたが、従業(yè)員が畑で野菜を栽培、鶏の飼育、お手製ソーセージを干して自給自足に勵(lì)む光景は正直、理解不能で強(qiáng)烈な印象でした。
【江西省南昌市の南昌萬達(dá)楽園】
ツッコミどころもありますが、萬達(dá)グループの王健林會長の「西洋の模倣はやめにしたい」という強(qiáng)烈な意思が反映され、ショッピングモールに地元の景徳鎮(zhèn)のデザインを大膽に融合していたのは良い意味での驚きでした。
文字通り世界一周がコンセプトのテーマパークで、2015年に訪問した際には偽物國家首脳陣がパレードに登場し、パクリキャラのエアー人形が目立っていましたが、2016年に再訪したところパクリキャラやグッズの減少が見られました。中國もオリジナルの漫畫、アニメ、ゲームを大量に生産できるようになり、徐々に著作権意識が高まっていくと感じられました。
かつては雑なコピーが目立った中國の遊園地。今では萬達(dá)楽園のような近代的で斬新な形の遊園地も登場している。こうした中國の発展ぶりを関上氏の書籍から垣間見ることができる。パブリブ社の編集者が語ったように、関上氏の書籍は「歴史的資料」としての役割も果たしている。関上氏は、「個(gè)人の趣味から出発して書籍執(zhí)筆のために中國全省、全自治區(qū)に渡って遊園地の取材を行いました。さすがに中國のテーマパーク建造ペースも鈍化するはずですが、北京ではユニバーサルスタジオが建設(shè)中ですし、各地域に映畫の撮影所や巨大な娯楽施設(shè)が開業(yè)しています。今後はこういった物件の取材も行う予定で、臺灣やシンガポールといった中華圏の遊園地との比較も面白いテーマだと思います」と語っている。(取材/內(nèi)山)
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