南北関係以外では、10月30日に出された韓國(guó)の大法院（最高裁）の強(qiáng)制徴用賠償判決問(wèn)題がある?！纲r償せよ」との判決だった。日本は當(dāng)然のことながら強(qiáng)い不快感を表わした。この判決には筆者も正直驚いた。親韓的で有名な黒田福美氏も同様のようだ。

なにしろ1965年の請(qǐng)求権協(xié)定を覆す判決となっているわけだから、どれほどの日本人がこの判決を快く思っているだろうか。韓國(guó)でもそのような立場(chǎng)でものを言う人がいるくらいだ?！附鉀Qしている問(wèn)題なのになんでまた今になって蒸し返してくるのか」という人（韓國(guó)人）が実際にいるのだ。もちろんごく少數(shù)派ではあるけれど。

ただし12月に入って、徴用賠償判決の話題がピタッと報(bào)道に出てこなくなっている。韓國(guó)政府がマスコミに圧をかけているのか、自ら進(jìn)んで報(bào)道しないコンセプトを立てたのかはわからない。テレビ?新聞が報(bào)道しなければ、韓國(guó)の人もあまり興奮せずに時(shí)間の流れに任せることができるのだろうに。テレビ?新聞がばんばん報(bào)道するから、ありもしない敵愾心（てきがいしん）が自ずから湧き上がってくることになる。理由はわからないけれど、今現(xiàn)在のようにあまり煽った報(bào)道をしないよう、韓國(guó)のマスコミ界にはお願(yuàn)いしたいところだ。

朝鮮半島で暮らすものにとっての最大の関心は、南と北がいつ統(tǒng)一するかということだ。中國(guó)も米國(guó)も日本も皆、朝鮮半島の統(tǒng)一には消極的だと言われている。中國(guó)としては子分のような北がいなくなって統(tǒng)一朝鮮になるわけなのであまり気持ちよくはない。米國(guó)としてはこれも子分のような韓國(guó)がいなくなるのだから、武器も売れないし気分はイマイチだ。

日本もそうかもしれない。今でさえ韓國(guó)からああだこうだといわれて苦労しているのに、これにさらに北が一枚加わって一緒に聲を上げられた日にはどうなるべという気持ち。でも、人類(lèi)として人間として地球村の市民として考えるべきだと筆者は思う。同じ民族が分?jǐn)啶筏皮い毪趣いΔ韦悉ⅳ盲皮悉胜椁胜がF(xiàn)象だ。必ず統(tǒng)一すべきだしきっとそうなる。だったら早いとこ一緒になってもらったほうがいい。

さらには國(guó)という區(qū)別もなくなる世の中が來(lái)るものと筆者は確信している。100年後になるか200年後になるかわからないけれど。本稿でも以前お屆けした「統(tǒng)一の予言」によれば、だいたい2020年くらいから2025年あたりまでに統(tǒng)一することになっている。

あくまで予言だけれど。

もう何年も前のことのような感じがするんだけど、スピードスケートの奈緒が泣き崩れるイ?サンファ（李相花）を抱き寄せるビジュアル。平昌オリンピックといえばあの場(chǎng)面しか記憶にない。あの名場(chǎng)面が南北へと続き、さらに日本へと拡大されていくことを強(qiáng)く希い（こいねがい）ながら、今年最後のコラムを締めくくろうと思う。読者の皆さん、よいお年を。そしてすばらしい新年（己亥年-つちのといどし）をお迎えください。

■筆者プロフィール：木口 政樹(shù)

イザベラ?バードが理想郷と呼んだ山形県?米沢市出身。1988年渡韓し慶州の女性と結(jié)婚。元三星（サムスン）人力開(kāi)発院日本語(yǔ)科教授、元白石大學(xué)校教授。趣味はサッカーボールのリフティング、クラシックギター、山歩きなど。著書(shū)に『おしょうしな韓國(guó)』、『アンニョンお隣さん』など。まぐまぐ大賞2016でコラム部門(mén)4位に選ばれた。

著書(shū)はこちら（amazon）

Twitterはこちら
※フォローの際はメッセージ付きでお願(yuàn)いいたします。