2018年10月9日、米華字メディア多維新聞は、過(guò)去最大規(guī)模の中國(guó)人の遺伝子に関する調(diào)査結(jié)果がこのほど著名な科學(xué)誌で発表され、興味深い事実が明らかになったと報(bào)じた。

記事は、著名な科學(xué)誌「セル」にこのほど、過(guò)去最大規(guī)模となる中國(guó)人の遺伝子調(diào)査の研究結(jié)果が発表されたと紹介。研究では參加者14萬(wàn)1431人の遺伝子情報(bào)が全面的に分析されている。論文の著者であるゲノム解析大手?深セン華大基因科技の研究者は「この研究は中國(guó)の各省を網(wǎng)羅し、56民族中37民族のデータを集めた。通常の遺伝子研究における數(shù)千人、數(shù)萬(wàn)人というサンプルの規(guī)模を超えている」と語(yǔ)ったという。

研究では、中國(guó)の人口の約92％を占める漢民族の遺伝子はおおむね一致するものの、南方人と北方人の間には差異が見(jiàn)られたことが明らかになった。

その理由について研究報(bào)告は、南北地域の主食の違いに関係があるとし、「南方の大部分は稲作で、北方は小麥栽培がメイン。稲作は労働集約型で、水田には複雑な灌漑システムが欠かせず、人々の協(xié)力が必要になる。そのため南方人は集団主義の傾向がある。一方、小麥は灌漑が必要でないために自分の作物を管理すれば良く、明らかな個(gè)人主義的傾向が出る」と分析している。

この研究については、漢民族以外の少數(shù)民族のDNAシークエンシング研究を行う上でも大きな意味を持つとの見(jiàn)方が専門(mén)家の間で出ているそうだ。研究チームは、今後さらに研究を進(jìn)め、中國(guó)人350萬(wàn)人分の産前検査データの分析を行う予定だという。（翻訳?編集/川尻）