Record China 2018年10月24日(水) 19時40分
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中國陝西省西安市で先月、中國でも人気がある乃木坂46がライブを行った。ライブに先駆け、同グループのセンターを務(wù)める人気メンバー齋藤飛鳥さんに中國在住の日本人ドキュメンタリー監(jiān)督?竹內(nèi)亮氏が取材を行った。
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記者:撮影を通して感じた齋藤さんの印象を教えてください。
竹內(nèi)監(jiān)督:齋藤飛鳥さんは、アイドルにしてはおとなしく、元気で活発という感じが全くありません。撮影初日にリハーサルの様子を撮影した時から、彼女の表情はずっと冴えませんでした。単獨取材で彼女を西安の美食街に連れて行った時、楽しそうではありましたが、元気はつらつという感じではありませんでした。
そこで私は「何で元気がないの?」と聞くと、彼女は「私の素がこういう性格なんです」と言いました。乃木坂46は、おとなしい性格の彼女を、無理やり変えて明るくするのではなく、ありのままでいいと認めているというのです。これに私は驚きました。
中國語でアイドルは「偶像」と書くことからも分かるように、彼女たちのキャラクターは、完全に作られたものだと思っていたのですが、それは間違いでした。アイドルも時代に合わせて常に変化していくもの。今は噓?虛像?誇張が非常に嫌がられる時代なので、自然體で表現(xiàn)していくのが逆に魅力的なんだなと、勉強になりました。
記者:齋藤さんを西安で見かけた中國のファンはどんな反応でしたか?
竹內(nèi)監(jiān)督:情報網(wǎng)がすごいなと感じました。私たちが西安の美食街を歩いている情報をどこで誰が流したのか、一瞬で拡散し、すぐに大勢のファンが集まってきました。さらに、中國の乃木坂46ファンは非常にマナーが良いなと感じました。
美食街を歩いている時に何人ものファンが彼女を取り囲みましたが、「寫真を撮ったらダメだよ」と言うと、彼らは決して寫真を撮りませんでした。さらに、撮影の邪魔にならないように、十分に距離をとって追いかけてきました。アイドルの熱狂的なファンは、ともすれば興奮して、強引に近づいてきそうなものですが、一人もそういったファンはいませんでした。
「齋藤飛鳥は俺の嫁!」と叫んだファンがいるのですが、これは日本から始まっている表現(xiàn)のようで、YouTubeのコメント欄を見ると、日本人の乃木坂46ファンが、「“俺の嫁”と言う表現(xiàn)は中國でも流行っているんだ」と驚いているコメントがたくさんありました。また、「正直中國人は苦手だったけど、乃木坂46のファンとは仲良くなれそう」
と言う日本人のコメントがいくつもあり、私は何だかとてもうれしくなりました。
記者:西安での取材に齋藤さんはどんな反応でしたか?
竹內(nèi)監(jiān)督:彼女は外國がとても好きなようで、カメラの前でもとても伸び伸びとしていました。自然の笑顔もたくさん見せてくれて、とても良い絵が撮れました。彼女がインタビューの時に言っていた、「日本ではドームライブや紅白に出させてもらっているけど、外國に來れば私たちはまだまだ無名。初心に帰ることができるから、外國は好き」と言うコメントが非常に印象に殘りました。まだ20歳になったばかりにもかかわらず、とても自分を客観的に見ている所が、すごく賢い女性だなと思いました。(編集/內(nèi)山)
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