中國ドラマの日本でのタイトルが「大げさ」な理由―中國メディア

Record China    2019年8月24日(土) 23時20分

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21日、新京報は、中國ドラマが日本に輸出される際に長くてオーバーなタイトルに変更される理由について解説する記事を掲載した。

2019年8月21日、新京報は、中國ドラマが日本に輸出される際に長くてオーバーなタイトルに変更される理由について解説する記事を掲載した。

記事は、昨年ヒットした中國の宮廷ドラマ「如懿伝(にょいでん)」の日本語版について、「如懿伝 ~紫禁城に散る宿命の王妃~」という日本語タイトルが付されたことについてネット上で議論が起きていると紹介。同作品だけではなく、中國ドラマの日本語版タイトルには往々にして長いサブタイトルが付けられ、「日本らしさ」に満ちたタイトルになっているとした。

そして、作品のタイトルが長くなる傾向は中國ドラマだけではなく、自國ドラマでも見られると説明。戸田恵梨香が主演したドラマ「SPEC」の正式タイトルは「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」であり、今年の大河ドラマも「いだてん~東京オリムピック噺~」となっていると伝えた。

また、日本でサブタイトルが付けられる主な理由は、短いタイトルでは伝えきれない、ドラマに関する情報を伝えるためだとする一方、中國ドラマの日本語版タイトルは長いうえにかなりオーバーで、「逆襲」、「宿命」、「誓い」、「爭い」、「運命」などといった言葉がよく用いられるほか、ポスターのデザインも派手な色、大きな文字で描かれた極めて誇張的なものだと説明している。

そのうえで「実際、日本の映像作品ではオーバーな宣伝をするケースが多い」とし、「もともと濃厚な劇場文化を持つ日本では、劇のポスターを作る際に巨大な字體かつ強烈なビジュアルにより人びとの注目を集めることを狙ってきたことで、今もなお誇張気味なタイトルや宣伝素材が多用されるのだ」と論じた。

記事は、中國ドラマの日本語訳は主に「直接日本語に翻訳する」「サブタイトルをつけて補足説明する」「オリジナルのタイトルを日本の漢字に直してそのまま使う」という3パターンに分けることができると紹介している。(翻訳?編集/川尻

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