如月隼人 2017年3月17日(金) 14時0分
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調(diào)べものをしていて、気になり始めたことがある。軍用機の命名法だ。國によってずいぶん異なるのだ。資料寫真。
調(diào)べものをしていて、気になり始めたことがある。軍用機の命名法だ。國によってずいぶん異なるのだ。なお、以下の記述は本當に「ざっくり」した説明であることをご承知いただきたい。
さて日本の場合、戦後の自衛(wèi)隊はほぼ米國機を使っているので第二次世界大戦期ごろの命名規(guī)則をご紹介しよう。陸軍機の場合、試作段階では機種に関係なく「キ」+「番號」とされた(「キ」は「機體」から)。制式採用時に「制定時の皇紀年號下2桁」+「式」+「機種名」となった?!弗?3」は1941年(皇紀2601年)に制式採用され「一式戦闘機」の名を與えられた。愛稱は「隼(はやぶさ)」だ。
海軍機の場合、試作段階では「機種記號」+「機種ごとの計畫番號」+「設計會社記號」だった。制式採用されると「制定時の皇紀年號下2桁」+「式」+「機種名」となる。「機種記號」はA(艦上戦闘機)、B(艦上攻撃機)、C(偵察機)などだ?!冈O計會社記號」がMである三菱重工業(yè)がA6Mの名で開発した機體は1940年に制式採用され「零式艦上戦闘機」と名付けられた。
ただし海軍は1942年に、制式名稱に一般名詞を用いる方式に変更した。そして艦上戦闘機には「風」の文字を(強風、烈風など)、局地戦闘機には「雷」を(雷電、紫電など)、偵察機には「雲(yún)」の文字を用いた(彩雲(yún)、紫雲(yún))。海軍機の場合、強風や雷電などが制式名である點が、「隼」が愛稱だった陸軍機とは異なる。
さて、米軍機だが「任務記號」+「番號」という命名法だ。Aがつけば攻撃機(Attack)、F(Fight)が付けば戦闘機、C(Carry)ならば輸送機、P(Patrol)ならば哨戒機といった具合で、F?22、C?17などの機體名がつけられる。
歐州の場合、英國では「メーカー名」+「一般名詞」で「ホーカー?ハリケーン」、「スーパーマリン?スピットファイア」など。ドイツでは「メーカー名略稱」+「番號」で、メッサーシュミット社が開発した世界初のロケット戦闘機「Me163」などがある。
ソ連/ロシアも「開発部署/メーカー名略稱」+「番號」が一般的だ。ツポレフ設計局(ソ連時代の組織名)なら「Tu(本來はロシア文字)」、ミグ設計局なら「MiG」、スホーイ設計局なら「Su」と數(shù)字を組み合わせた機體名となる。ソ連の設計局(現(xiàn)在は會社組織)の名は設立時の責任者(技術(shù)者)の名なので、人名と番號を組み合わせた機體名とも言える。
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