この構(gòu)想が実現(xiàn)すれば、中國(guó)の第二次改革開放を推し進(jìn)める新たな「成長(zhǎng)の極」となるだろう。

【その他の寫真】

2013年に習(xí)近平?國(guó)家主席が「一帯一路」戦略構(gòu)想を打ち出して以來、その実現(xiàn)が顕著に進(jìn)展するなかで、「主軸経済ベルト」を構(gòu)築して「一帯一路」と結(jié)合させる必要性が急速に高まっている。

この構(gòu)想が実現(xiàn)すれば、開発の遅れた広大な西部地域が発展した東部地域と足並みをそろえ、中國(guó)の「第二次改革開放」を推し進(jìn)める新たな「成長(zhǎng)の極」（開発の遅れた地域を発展に導(dǎo)くもの）となり、「軸が両翼を牽引し、東西がともに発展する」という新しい発展の枠組みをつくり出していくだろう。そしてこの枠組みは、今後30年にわたって中國(guó)の改革開放の新しい礎(chǔ)となるであろう。

新しい発展の枠組み

中國(guó)では経済発展に伴い、隣接地域における経済の中心都市が幹線交通や資源の供給ラインによって相互に結(jié)ばれ、経済軸を形成している。この軸の形成が域內(nèi)の生産?輸送コストを大幅に抑え、資源の適正配置と再調(diào)整を促し、新たな経済成長(zhǎng)の極を生み出している。このようなインフラ軸によって隣接地域を牽引する経済発展モデルは「主軸経済」と呼ばれ、この軸から放射狀に広がった區(qū)域は「主軸経済區(qū)域」と呼ばれる。

主軸経済區(qū)域の発展を支える成長(zhǎng)の極は、地理的位置や資源環(huán)境、インフラ、公共サービスにおける優(yōu)位性を有する、軸に沿ったいくつかの中核都市である。改革開放以來の中國(guó)東部地域の急速な発展は、沿海や河川沿岸地域が貿(mào)易や國(guó)內(nèi)取引に有利な中核都市（港）に近接することによるものであり、広大な西部地域はこれらの都市から離れているため輸送コストが高く、國(guó)際市場(chǎng)からも主要な國(guó)內(nèi)市場(chǎng)からも遠(yuǎn)ざかり、発展の潛在力を発揮できないままでいる。中央政府が西部地域の投資を強(qiáng)化しても、効果は短期的であり、長(zhǎng)期的には依然として経済地理學(xué)上の問題から抜け出すことは難しい。中央政府が財(cái)政支援に力を入れてもこの地域がなかなか発展できない主な原因はここにある。