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中國がベトナムやフィリピンとの関係を急速に回復(fù)させている。中國は蔡英文政権下の臺(tái)灣に圧力をかけることを、目下のところ最優(yōu)先課題と認(rèn)識(shí)していると言ってよい。資料寫真。
特に2014年ごろからは、中國が自ら実効支配する巖礁で大規(guī)模な埋め立て工事を行い人工島を築いたなどで、中國―ベトナム、そして中國―フィリピンの対立は激化した。ベトナムでの死傷者を伴う反中暴動(dòng)やフィリピンのオランダ?ハーグの仲裁裁判所への提訴、さらに米海軍の南シナ海での航行など緊張を高める事態(tài)が連続して起こった。
変化のきっかけは16年6月のフィリピン?ドゥテルテ政権の発足だった。同大統(tǒng)領(lǐng)は前任のアキノ大統(tǒng)領(lǐng)とは方針を一転させ、中國に対して歩み寄る姿勢を見せた。しかしドゥテルテ大統(tǒng)領(lǐng)の発言に大きな「ブレ」があることなどで両國の接近は一進(jìn)一退した。
ところがここにきて、「一帯一路國際サミット」を機(jī)に中國とベトナム、フィリピンの関係が一気に前進(jìn)した。
特に注目すべきは前述の「南シナ海行動(dòng)規(guī)範(fàn)」の枠組み制定の合意だろう?!改膝伐屎P袆?dòng)宣言」をランクアップして、署名國に順守を義務(wù)付ける「規(guī)範(fàn)」にすることは、中國を含め関係國が早くから意向を確認(rèn)しあっていた。しかし実際には主に中國が「渋った」ことで伸び伸びになっていたとされる。
とすれば、「規(guī)範(fàn)」づくりの動(dòng)きが顕在化したことは、中國の自國周辺に対する外交姿勢が変化したことを意味する。このことの意味は大きい。どの國の政権?fù)?dān)當(dāng)者にとっても、いったん宣言した領(lǐng)有権の主張などを後退させることは極めて困難だ。自國內(nèi)からの強(qiáng)い反発を招くと考えねばならないからだ。
ベトナムやフィリピンが中國に歩み寄り始めたことから、中國が水面下で何らかの譲歩をしたことは明らかだ。中國が南シナ海における緊張を緩和させた理由は何なのか。
ここまで來て思い當(dāng)たるのは臺(tái)灣情勢だ。中國は16年5月20日に発足した臺(tái)灣?蔡英文政権が、「一つの中國」を臺(tái)灣側(cè)も認(rèn)めた証拠とする「92コンセンサス」を認(rèn)めていないとして、外交、経済、メディアを総動(dòng)員して同政権の「締め付け」を行っている。同年12月には西アフリカのサントメ?プリンシペに臺(tái)灣と斷交させ自國と外交関係を樹立した。
その他、17年5月22日にスイスのジュネーブで始まる世界保健機(jī)関(WHO)の年次総會(huì)(WHA)が臺(tái)灣をオブザーバーとして出席することも取りやめさせた。中國は今後も「臺(tái)灣締め付け」を強(qiáng)化していくと考えてよい。
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