ファミリービジネス?ファミリー企業(yè)という言葉をご存知だろうか。世界的に見ると、100年を超える老舗、長壽企業(yè)の約4割が日本に集中しているそうだ。ファミリービジネス研究の第一人者であり、國內外で研究成果を伝えている後藤俊夫氏が研究の成果、中國との関係について語ってくれた。

Q．後藤先生がファミリー企業(yè)の研究を始めるきっかけは何だったのでしょうか。

A．大學に移ったときの研究テーマはファミリー企業(yè)ではなく、「企業(yè)の壽命」?「長壽企業(yè)」でした。當時そのテーマを研究している人は誰もおらず、まず日本で100年以上続いている企業(yè)の調査を始め、2萬5000ほどあることが分かりました。比較するため海外の長壽企業(yè)を研究し始め、2004年にデンマークのコペンハーゲンで開催されたファミリービジネスの學會で初めて発表しました。長壽企業(yè)の大半がファミリー企業(yè)であると気づき、海外ではファミリー企業(yè)の研究がさかんだと知り、ファミリー企業(yè)の理論を用いて研究するようになりました。ファミリー企業(yè)は、一般企業(yè)に比べて業(yè)績が良い點も明らかになっています。

Q．そもそもファミリー企業(yè)とはどのようなものなのでしょうか。

A．海外では「創(chuàng)業(yè)者一族の影響下にある企業(yè)」をファミリービジネス、ファミリー企業(yè)と呼ぶのが一般的です。ここでは「創(chuàng)業(yè)者一族が2名以上、株主または役員として関與している企業(yè)」をファミリー企業(yè)と定義しておきます。ファミリー企業(yè)は日本にある企業(yè)全ての97％、代表的な大企業(yè)で構成される株式上場企業(yè)の中でも51％を占めています。

一方、100年企業(yè)は國內で現(xiàn)時點では2萬6千社以上の存在を確認していますが、実際には6萬はあると考えています。一般企業(yè)と異なる點は、創(chuàng)業(yè)者一族の存在感と影響力が強いことや超長期的経営などで、地域的には100年以上では東京都、200年以上は京都府が一番多いです。業(yè)種別では食品、料理店、旅館が54％で半分以上を占めています。また近代的工業(yè)は明治維新以降に誕生しますが、江戸時代に創(chuàng)業(yè)して金屬加工?電機などに変身して続いているところも少なくありません。