韓國(guó)のネクセンやハンコック、臺(tái)灣のナンカンやフェデラルに代表されるアジアンタイヤが、「十?dāng)?shù)年前とは全く別物に感じるくらい良くなっているよ！」と車好きの友人から教えられたのだが、やはり私の中には、「えー？ほんと？アジアンタイヤって大丈夫なの？イメージがねえ」と、多くの日本人が思うであろうことと同じ感想を抱いていた。

【その他の寫真】

しかし、昨年2017年11月、米國(guó)で50年前から開催されている世界最大の自動(dòng)車アフターマーケット部用品の見本市「SEMA SHOW」でタイヤメーカーの関係者複數(shù)に話を聞いてから、アジアンタイヤのイメージがだいぶん変わってきた。

そこで話を聞かせてくれたのは、スポーツ志向のタイヤを中心に國(guó)內(nèi)で企畫、開発、中國(guó)で製造し、アメリカや日本で販売している日本のタイヤメーカーの幹部A氏。SEMA SHOWにも大きなブースを出展し、2017年から日本國(guó)內(nèi)での販売を本格的に開始した。同社のタイヤは超ハイグリップタイヤでありながら価格が同性能の國(guó)産有名ブランドタイヤの半額に近いことから、ドリフトをはじめとするモータースポーツを楽しむ若者たちを中心に支持率急上昇しているブランドなのである。有名レーサーの助言を得て企畫されるタイヤもあり、信頼度も抜群。競(jìng)技の上位入賞実績(jī)も多々ある。

そのA氏から「アメリカで販売されている車の6割はアジアンタイヤを裝著してますよ」ということを聞き、心底驚いたのだ。アジアンタイヤを色々と取材してみようと思ったきっかけにもなった。

●ポルシェ、メルセデス、VW…歐米ブランドの車の多くに、アジアンタイヤが純正裝著されている

もう一人、かつて日本のタイヤメーカーにいた技術(shù)者で、現(xiàn)在、アジアンタイヤメーカーの開発を擔(dān)當(dāng)しているB氏にも會(huì)場(chǎng)で話を聞くことができた。「アジアンタイヤにマイナスイメージが強(qiáng)い日本とは違い、アメリカは韓國(guó)や臺(tái)灣の製品にネガティブなイメージが少ないのです。米國(guó)車はもちろん、歐州メーカーの新車裝著タイヤにも多數(shù)採(cǎi)用されており、歐米のユーザーも抵抗なく受け入れていますし、満足度調(diào)査でも上位に來ていますよ。アジアンタイヤメーカーはどこも、ミシュランやピレリ、コンチネンタル、ブリヂストン、ヨコハマなど世界のトップメーカーと10－20年という長(zhǎng)い期間にわたって技術(shù)提攜（下請(qǐng)け含む）を結(jié)んでおり、技術(shù)力、生産體制、品質(zhì)など世界のトップメーカーに勝るとも劣らないものを持っていますからね」とおっしゃる。

アフターマーケットでも、アジアンタイヤは品質(zhì)が良いのに安い。アメリカのユーザーはメルセデス?ベンツがアジアンタイヤを履いていてもほとんど気にも留めない。日本のように「ベンツにアジアンタイヤ？ありえない！」といった偏見がない。ちなみに、過去國(guó)産車にもダイハツのタントやムーヴなどの一部の車種にハンコック製タイヤが裝著されてきた経緯があるが、正直ユーザーからの評(píng)判は今一つだった模様。

その後、取材を進(jìn)めていくうちに、米國(guó)J．D．パワー社の顧客満足度調(diào)査に行き當(dāng)たった?！该讎?guó)パッセンジャーカーに新車裝著されているタイヤの2年目の満足度調(diào)査」である。結(jié)果を見て驚いた、というより頭の中は？？？でいっぱいである。

●米國(guó)J．D．パワーの新車裝著タイヤ満足度では、アジアンタイヤが上位に

1位　ミシュラン

2位　ピレリ

3位　グッドイヤー

4位　ネクセン（韓國(guó)）

5位　ハンコック（韓國(guó)）

6位　コンチネンタル

7位　クムホ（韓國(guó)）

8位　ブリヂストン（日本）

9位　ヨコハマ（日本）

10位　トーヨー（日本）

11位　ダンロップ（日本）

12位　ファイヤストン

（出典：J．D．パワー2017年 米國(guó)乗用車新車裝著タイヤ顧客満足度調(diào)査）

こちらは、2017年に米國(guó)J．D．パワー社がアメリカの自動(dòng)車ユーザーに対して行った「乗用車新車裝著タイヤ（2年目）顧客満足度調(diào)査」の結(jié)果である。乗り心地、タイヤの摩耗具合、ハンドリングなどの項(xiàng)目で調(diào)査が行われている。米國(guó)では新車裝著、リプレイス（交換用）含めて6割以上がアジアンタイヤという非常にポピュラーな存在で、ブランドよりも品質(zhì)を重視するアメリカのユーザーからアジアンタイヤは高く評(píng)価されていることがわかる。それにしてもかなり衝撃的な結(jié)果だ。日本メーカーはトップのBSでも8位、韓國(guó)メーカーの方が軒並み上位にいる。ちなみに、この調(diào)査は新車裝著「2年目」で行っているところがポイント。