<コラム>ニュース中國(guó)語事始め=記事でよく見かける「新エネルギー車」って何?

如月隼人    2019年1月17日(木) 23時(shí)20分

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中國(guó)語の記事を読んでいると<新能源汽車>という言葉がよく出てきます。さて、いったい何を指すのか。<新>は問題ない。<汽車>が「自動(dòng)車」であることをご存じいの人も多いだろう。問題は<能源>です。寫真は中國(guó)の電気自動(dòng)車。

中國(guó)語の記事を読んでいると<新能源汽車 xin1neng2yuan2 qi4che1>という言葉がよく出てきます。さて、いったい何を指すのか。<新>は問題ない。<汽車>が「自動(dòng)車」であることをご存じいの人も多いだろう。問題は<能源>です。

<能源>は「エネルギー資源」「エネルギー源」のことです。<能量 neng2liang4>。つまり「エネルギー」という語から派生した言葉です。日常用語でも「エネルギー」の語は盛んに使われていますが、元は物理學(xué)用語?!甘耸陇颏工毪长趣韦扦肽芰Α工榷xされています。物理學(xué)用語としての「仕事」にもはっきりとした定義がありますが、ここでは割愛します。

理系の用語が続いてしまいましたが、この「仕事」という言葉はご説明しておきたい。日常用語の「仕事」は中國(guó)語で<工作 gong1zuo4>で、物理學(xué)用語の「仕事」は<功 gong1>です。近代以降、中國(guó)語が日本語から大量の単語を?qū)毪筏郡长趣?、割とよく知られています。でも「仕事」については日常用語でも物理學(xué)用語でも、中國(guó)語は日本語を“シカト”している。なぜなのか。

中國(guó)語が大量の日本語単語を?qū)毪筏郡韦稀⑽餮螭挝幕拿鳏驅(qū)毪工毪摔ⅳ郡盲拼罅郡斡谜Zが必要になったからです。全體としては日本の方が訳語創(chuàng)出でかなり先行していました。中國(guó)人は日本人が考案した漢字を使った訳語を取り入れたわけです。

ただ、中國(guó)語として意味が通じない言葉は、導(dǎo)入できません。そのひとつが「仕事」だったのです。この言葉、使っている漢字は、いわゆる當(dāng)て字です。日本語には、動(dòng)詞連用形を名詞として用いる方法があります。そのようにして成り立った名詞を他の名詞とつなぎ合わせて新たな言葉にすることも、よくあります。

例えば「切れ味」。動(dòng)詞の「切れる」の連用形は「切れ」です。まず「切れ」の形で「切る」という行為を抽象名詞化して、それを「味わい」の「味」と合體させたわけです。では「仕事」とは何か?!袱工搿工芜B用形である「し」と「こと」をくっつけたわけです。要するに「すること」です。だから「仕」の部分は當(dāng)て字。<仕>の字義は「身分の高い人につかえる」「役人として奉職する」ですから、サラリーマンや官僚の「お仕事」なら中國(guó)語としてもOKかもしれませんが、やっぱり変。だから中國(guó)語に取り入れられなかったわけです。

それから日本語の物理學(xué)用語としての「仕事」。元の単語は英語で言えば<work>です。幕末から明治の初冬に日本人が英語で書かれた物理學(xué)の本を読んだら<work>という用語がある?!福紈ork>とは『仕事』のことでござろう。しからば、理學(xué)書に出てくる<work>も『仕事』とすればよろしいでござる」てな具合だったわけです。もちろん、中國(guó)語としてはどうにも変なので、中國(guó)では物理學(xué)用語の<work>の訳語が<功>となったわけです。

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