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先見(jiàn)性を磨く

1966年、王遠(yuǎn)耀は福建省に生まれ、1983年に高校卒業(yè)後、あこがれの就職先、供銷社の仕事についた。しかし、海を見(jiàn)るたびに福建の華僑が海を渡って世界へ挑戦した姿が見(jiàn)えるような気がした。1987年、21歳の王遠(yuǎn)耀は職を辭し日本に留學(xué)した。

彼は橫浜中華街に落ち著き、レストランでアルバイトをしながら勉強(qiáng)した。外國(guó)の若者が一人知らない土地で暮らす中、たびたび孤獨(dú)と寂しさを感じたが、見(jiàn)知らぬ日本社會(huì)に直面した彼の心には「探索」という二文字しかなかった。世界は知らないことで満ちあふれており、可能性もまた満ちあふれている。彼は、探索によって見(jiàn)知らぬ天地を見(jiàn)つけることができ、異なる人生の価値を見(jiàn)つけることもできると信じていた。

橫浜のレストランでアルバイトをしている時(shí)、彼は中國(guó)料理が日本人に人気があること、高い技術(shù)を持つ中華街のコックたちによる色、香り、味すべてが揃った中國(guó)料理はまるで蕓術(shù)作品のようで、中國(guó)の飲食文化の美しさを表すだけでなく、人々を味で楽しませられることに気がつき、一時(shí)は料理に傾倒した。日本語(yǔ)學(xué)校を卒業(yè)後、彼は東京の調(diào)理師専門學(xué)校に進(jìn)學(xué)した。學(xué)ぶ中で、彼は日本がすでに栄養(yǎng)失調(diào)の時(shí)代から栄養(yǎng)過(guò)多の時(shí)代になっており、美食が過(guò)ぎると糖尿病、心臓病などの「ぜいたく病」を引き起こしやすいことを知った。調(diào)理師の資格を取得したら、美味を提供するだけでなく、調(diào)理技術(shù)によって人々の健康を増進(jìn)させたいと考えるようになった。彼は寢食を忘れ、努力して研さんを積み、働きながら學(xué)び、1年後には調(diào)理師の資格だけでなく、栄養(yǎng)士の資格も取得したのである。

調(diào)理師専門學(xué)校で得たものは大きかった。調(diào)理技術(shù)と栄養(yǎng)學(xué)の分野は言うに及ばず、さらに重要なことは彼の先見(jiàn)性と先駆性が磨かれたことである。調(diào)理師と栄養(yǎng)士という二つの國(guó)家資格があれば、彼の日本での將來(lái)は完全に保証されていた。しかし、旺盛な知識(shí)欲と探求精神が彼を新しい事業(yè)とさらに価値のある人生の開(kāi)拓へと向かわせた。彼は自身がまだ若く、探求の歩みを調(diào)理師という仕事で止めてしまうことはできないと考えた。彼は調(diào)理師として働きながら勉強(qiáng)を続け、1990年にはYMCAで國(guó)際貿(mào)易と英語(yǔ)を?qū)Wび、1992年には関東學(xué)院大學(xué)経済學(xué)科に進(jìn)學(xué)した。

彼の大學(xué)卒業(yè)時(shí)はまさにITの波が日本に起こり、ウィンドウズ95が発売され、多くの企業(yè)や人々がコンピューターの魅力に引き寄せられた。王遠(yuǎn)耀はIT業(yè)界には將來(lái)性があり、これは今までにないチャンスであり、人生の新しい選択をする時(shí)だと感じたのである。自身の専門はITではないが、學(xué)んだ販売や管理の知識(shí)をIT分野に生かすことができるので、そうすれば単純なIT技術(shù)の仕事よりはさらに意義があると考えた。