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＜伝説＞正真正銘の「日本式社長」

1988年、山梨大學(xué)で修士の學(xué)位を取得した厳浩は、やがて大きな選択をした。コンピューターから専攻を変え、東京大學(xué)醫(yī)學(xué)統(tǒng)計(jì)専攻の博士課程研究生となったのである。これは間違いなく彼の人生の大きな方向転換となった。醫(yī)學(xué)統(tǒng)計(jì)は日本ではまだ確立されたばかりの分野で、指導(dǎo)教授はこの分野の絶対的権威であった。厳浩はすぐに薬品會(huì)社が欲しがる「希有な人材」となった。日本の大きな薬品會(huì)社が次々にやってきて、醫(yī)學(xué)統(tǒng)計(jì)プロジェクトを依頼したため、厳浩は多忙を極めた。時(shí)間が経つにつれ、彼の頭の中には「起業(yè)」という大膽なアイディアが浮かんできた。

當(dāng)時(shí)、外國人が日本で起業(yè)することは非常に難しかった。日本は古い伝統(tǒng)文化を持ち、排外的である。外國人が日本で會(huì)社を経営することは大変なことである。厳浩は「日本で事業(yè)を起こすには、日本文化を理解する必要がある。日本文化の核心は強(qiáng)者に服従し、強(qiáng)者に學(xué)ぶことだ。一度自分が強(qiáng)大な優(yōu)位性を持てば、日本文化の中の排他的な習(xí)慣を打破でき、尊敬してもらえる。この特性を『屈従文化』、つまり強(qiáng)者に屈し、強(qiáng)者に學(xué)ぶ日本獨(dú)自の伝統(tǒng)文化と呼んでいる」と語る。

1991年5月、厳浩は友人たちと「エプス東京株式會(huì)社（のちにイー?ピー?エス株式會(huì)社と改稱）」を設(shè)立した。日本文化を良く理解していた彼にとって対処しづらいことは殆どなく、日本のCRO業(yè)界のリーダー的存在にまで成長した。いわゆるCROとは、醫(yī)薬品開発業(yè)務(wù)受託機(jī)関を指す。厳浩の會(huì)社は日本におけるCROの代表企業(yè)である、製薬會(huì)社の臨床試験業(yè)務(wù)のアウトソーシング（CRO）と醫(yī)療機(jī)関に対する治験施設(shè)支援（SMO）などの業(yè)務(wù)を行っている。

1994年に請(qǐng)け負(fù)った厚生労働省の大型臨床試験プロジェクトが、イーピーエスにとって飛躍のきっかけとなった。當(dāng)時(shí)は厚生労働省內(nèi)で中國人がトップの會(huì)社に委託してもよいかどうか検討されたが、最終的には厳浩の會(huì)社が選ばれた。厳浩自身は、「厚生労働省の擔(dān)當(dāng)者たちはみな醫(yī)學(xué)プロジェクトに攜わっており、科學(xué)的な精度がプロジェクトの成功には最も重要であった。その點(diǎn)でわれわれが候補(bǔ)のなかで最も強(qiáng)く、誤差の範(fàn)囲を最低限度內(nèi)にコントロールすることができたので、ほかの要素は考慮しなかったのだろう。これはいわゆる日本の『屈従文化』の現(xiàn)れだ」と分析している。