【その他の寫真】

「自分で航空機(jī)をつくるためにエンジニアになる」 1986年に北京で開催されたある國(guó)防展示會(huì)で、石文は初めてイスラエルのスカウト（Scout）無人機(jī)を目にした。當(dāng)時(shí)わずか17歳の石文は、多くの中國(guó)の航空宇宙マニアと同様にこの種の無人機(jī)に対して深い知識(shí)は持っていなかった。彼が覚えているのはスカウトの上部に設(shè)置された電子カメラが、通り過ぎる人たちの寫真を撮っていたことぐらいであった。

「航空マニアだけで終わりたくなかった」?，F(xiàn)在、気動(dòng)研究院の彩虹シリーズ無人機(jī)のチーフエンジニアを務(wù)める石文はこう振り返る。

イスラエルの無人機(jī)は1982年のレバノン?ベッカー高原での航空戦で大きな成果を上げた。スカウトやマスティフ（Mastiff）といった無人機(jī)を使い、シリア軍の防空システムに対して偵察や電子作戦などの任務(wù)を遂行。その後の空爆における圧倒的勝利の基盤を作った。この戦爭(zhēng)によって無人機(jī)システムの獨(dú)特の能力と発展?jié)撛诹Δ镜膜耸兢丹?、各?guó)の軍事関係者は無人機(jī)に対する研究開発と軍事実用化を重視するようになった。

石文によると、ハイエンド無人機(jī)の誕生からこれまでの80年余りの発展の歴史は3段階に分かれる。第1段階は1950年から60年代のターゲットドローン（無人標(biāo)的機(jī)）の開発時(shí)期であり、主に高性能ジェット機(jī)やミサイルの武器裝備鑑定などのための標(biāo)的として用いられた。第2段階は無人偵察機(jī)としてベトナム戦爭(zhēng)に投入、使用された時(shí)期で、良好な戦果が得られた。第3段階は1980年代もしくは90年代から始まる。無人機(jī)システムは次第に現(xiàn)代の戦爭(zhēng)で広範(fàn)囲に使用され、機(jī)能はさらに複雑化かつ完全化していった。

さらに今世紀(jì)初めには、メカトロニクスや自動(dòng)コントロール技術(shù)の発展に伴い、小型無人機(jī)を中心に、地質(zhì)調(diào)査や地形測(cè)量、環(huán)境モニタリング、中継通信、ケーブル監(jiān)視、農(nóng)業(yè)林業(yè)への応用など民用分野に用いられた。

中國(guó)は1960年代にソビエトと軍事分野での協(xié)力を中斷した。これによりソビエトからターゲットドローンLA-17の導(dǎo)入ができなくなり、中國(guó)は獨(dú)自開発の道を歩むことになる。そして1969年にLA-17をベースにして長(zhǎng)空1號(hào)を開発し、初飛行に成功。1976年に形式認(rèn)定された。長(zhǎng)空1號(hào)の性能はLA-17と比べて大きく改善。偵察機(jī)能を備え、地面を滑走して離陸することが可能となった。しかし同號(hào)はLA-17と同様に著陸裝置がなく、胴體著陸を採(cǎi)用したため、機(jī)體の損傷が避けられなかった。